2012年2月22日水曜日

Place Number Table

 Candy table を 9×9 の二次元マトリックス can ( i , j )で表す。このマトリックスの作り方は前に述べた。
             http://numberplace.blogspot.com/2009/06/23.html

 場所の候補を表す マトリックスを Place Number Table で定義する。これには、Block Number Table ,  Row Number Table , Number Column Table の3種類がある。それぞれ、数字の入る場所の番地の候補を表している。

 Fig .5 の問題に対して、このマトリックスを示せば次のような Diagram になる。


Fig. 7  Block Number Table




Fig. 8  Row Number Table



                                                              Fig.  9   Number Column Table


 ナンプレを解くには、
   ① 数字をきめて、その数字が入る場所を探す か
   ② 場所をきめて、そこに入る数字の候補を探す かのどちらかである。

 場所を探す①ときには、Place Number Table ( Fig. 7 , Fig. 8 , Fig. 9 ) を使う。

 数字を探す②ときには、Candy Table ( Fig. 6 ) を使う。



2012年2月21日火曜日

Candy Table

基本的なナンプレの解法を説明する前に、具体的なナンプレを例にとり、構造解析に必要なDiagram を示しておこう。

 例題として、「ニコリ名品100選」の1番を取り上げよう。


  
                  Fig. 5 Row Column Diagram

 まず最初に、Fig.5 の空白セル( Empty Cell ) のそれぞれに入る候補の数字を小文字で挿入すれば、Fig. 6 で表される。



                    Fig. 6  Number Candidate Diagram

 この候補の一覧表を Candy Table と呼ぶこととする。

2012年2月19日日曜日

ナンプレの構造

ナンプレ( number place )は、構造的には、数字と場所を探すパズルである。数字は1から9までの9種類、場所は、9個の block、row、column のセルにそれぞれ 9ヶ所ある。

 この4つの number、block、row、column を2次元座標で表現する。( row , column ) 座標で表したDiagram ( Fig.1 ) が、通常のナンプレ本に表れる Diagram(盤面)である。

Fig. 1  Number place diagram

 場所を示す番地を、block ,  row , column 毎に、Fig. 1 の 1 から 9 までの数字に対応して表す。番地であることがわかるように、数字の代りに、a b c d e f g h i を使うことにする。

 例えば、 ( 2 , 3 ) に対応する場所は、block-number 座標では、B1-f となる。同様に、 row-number 座標では、R2-c 、number-column 座標では、 C3-b である。

 上の Diagrum をそれぞれの座標をもつ Diagram に変換すると次のようになる。


Fig. 2      Block-Number Diagram



Fig. 3    Row-Number Diagram


Fig. 4    Number-Column Diagram


    最初は慣れていないので、わかりづらいが、やがてナンプレ解法の構造が容易に理解できるようになるだろう。